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東川魚類図鑑  
最終更新日 : 2007年 10月 2日
 アシシロハゼ
 アベハゼ
 アマゴ
 アユ
 イダテンギンポ
 ウナギ
 オイカワ
 オオクチバス
 キチヌ
 ギンブナ
 クサフグ
 クロダイ
 コイ
 ゴクラクハゼ
 シマイサキ
 シマヨシノボリ
 スミウキゴリ
 タカハヤ
 チチブ
 トウヨシノボリ
 ドジョウ
 ドンコ
 ヌマチチブ
 ブルーギル
 ボラ
 マハゼ
 メダカ
 モツゴ
 ウナギ <Anguilla japonica
 冬に南の海から稚魚(シラスウナギ)がやってきて、川に遡上し成長します。
 東川では汽水域から下流域に生息しています。普段は石積み護岸の隙間や石の下等の物陰にひそんでいます。
 昼間はあまり活動せず、夜になるとエビやカニ、小魚等を食べます。
 コイ <Cyprinus carpio
 東川では中流域から下流域に生息しています。
 改良品種のニシゴイも含め、あちこちで盛んに放流されています。
 元々東川に生息していたかどうかについては不明ですが、川魚の中では大型なのに加え、雑食性で水生昆虫や貝等を大量に食べるため、生態系への影響が懸念 されます。
 ギンブナ <Carassius sp.
 東川では中流域や下流域に生息しています。
 ギンブナはメスの3倍体性集団でオスがいないことが知られています。
 東予地方の河川には他にオオキンブナが分布していますが、東川では未確認です。
 オイカワ <Zacco platypus
 東川で最も多く見られる魚で本流、支流に広く分布しますが、元々東予地方の川には分布していませんで した。
 重信川や肱川の流域では「しょうはち」(元は、昭和8年頃に吉野川からオイカワを移入した高 知県四万十川流域での呼び名で、愛媛県には高知県を介して移入したといわれる)とも呼ばれます。
 元々東川に生息していた本種に近縁のカワムツは1988年頃まで確認されていますが、私達の調査では未確認です。
 タカハヤ <Phoxinus oxycephalus jouyi
 渓流にすむ本種は東川では主に国道11号線より上流に生息しています。
 流れの緩やかな場所や物陰を好み、水生昆虫等を食べます。
 モツゴ <Pseudorasbora parva
 下流域から中流域の流れの緩やかな場所に生息します。
 1988年に行われた調査ではオイカワと共に広い範囲で数多く確認されていますが、現在は下流域に極少数が見られるに過ぎません。
 ドジョウ <Misgrunus anguillicaudatus
 愛媛県版レッドデータブックの準絶滅危惧種に指定されています。
 モツゴ同様、現在の東川ではほとんど見られない魚で、2004年春の調査で1個体のみが確認されました。
 流域の水路や水田に多く生息していたものと思われますが、改修が進み生息環境が破壊されたことが減少要因と考えられます。
 アユ <Plecoglossus altivelis altiveliss
 春先に海から遡上して、中流域の瀬で石に付く藻類を食べて大きくなります。
 都市河川のイメージが強い東川ですが、毎年少数ながらアユの生息が確認され、産卵も行われているようです。
 写真のアユはオスで、産卵期特有の婚姻色と呼ばれる体色が表れています。
 アマゴ <Oncorhynchus masou ishikawae
 年間を通して水温が低く水の清らかな渓流にすむ魚で、国道11号線より上流の山間部に生息します。
 各地で盛んに放流が行われており、元々東川に生息していたかどうかについては不明です。
 メダカ <Oryzias latipes latipes
 環境省と愛媛県のレッドデータブックの絶滅危惧U類に指定されており、全国的に減少が危惧されていま す。
 東川では下流域の流れの緩やかな場所で見られますが、数は多くありません。
 ボラ <Mugil cephalus cephalus
 海産魚で沿岸域に生息しますが潮汐が差す川の汽水域・下流域に遡上してきます。
 東川では一年中、下流域から河口周辺にかけて数多く見られます。
 オオクチバス <Micropterus salmoides
 いわゆる「ブラックバス」で、北米原産の外来魚です。
 上流の治良丸池を中心に、流域各所で見られます。大きく成長し、口に入る生物をなんでも食べるので、在来種への影響が懸念されます。
 1988年の調査では1個体も確認されていないことから、ここ20年程の間に東川に侵入したと考えられます。

 ブルーギル <Lepomis macrochirus
 オオクチバスと同じく北米原産の外来魚です。繁殖力が強く、雑食性で水生昆虫等の他、水草や他の魚の卵 や稚魚等も食べます。
 前種同様、ここ20年程の間に東川に侵入したと考えられ
ます。
 
 ※オオクチバス、ブ ルーギルは在来生態系への影響力の大きさから、2005年6月から施行される「特定外来生物被害防止法」の「特定外来生物」に指定される見込みです (2005年5月現在)。
 指定を受けた場合、一切の放流、移動(持ち込み、持ち出し)が禁止される他、飼育については(既に飼育中の個体も含めて)許可申請と登録が義務付けら れ、野外の個体群については必要に応じて駆除が行われます
 クロダイ <Acanthopagrus schlegelii
 ボラと同様、沿岸性の海産魚で稚魚が汽水域から下流域に見られます。

 キチヌ <Acanthopagrus latus
 クロダイに近縁の沿岸性魚類で若魚期に汽水域から河川下流域に侵入します。
 東川では12月に汽水域で稚魚を確認しました。
 写真のように、稚魚には第二背鰭基部〜臀鰭基部にかけての体側に明瞭な黒色横帯が表れます(若魚以上ではクロダイ同様、全身銀白色となります)。
 イダテンギンポ <Omobranchus punctatus
 淡水の流入する沿岸域や河口域に生息し、カキ殻の付着した岸壁の周辺で見られます。

 ドンコ <Odontobutis obscura
 海と川を回遊するものが多い日本の淡水産ハゼ類ではめずらしく、本種は一生を淡水域で過ごします。
 東川では中流域に見られますが数は多くありません。
 15〜20センチ程の大きさに成長します。夜行性で小魚等を捕らえて食べます。
 マハゼ <Acanthogobius flavimanus
 ボラやクロダイと同じ沿岸性の海産魚ですが汽水域から下流域にかけて多く見られます。
 食用としても、釣りの対象魚としても有名なハゼです。
 アシシロハゼ <Acanthogobius lactipes
 マハゼに近縁で外見や生息環境もよく似ていますが、本種はやや小型でマハゼほど河川を遡上しません。
 東川での分布は汽水域に限られています。

 スミウキゴリ <Gymnogobius petschiliensis
 愛媛県内の河川に広く分布しますが東川からは今回初めて確認されました。
 下流域から中流域にかけての流れの緩やかな場所で見られますが数は多くありません。
 仔稚魚期を海で過ごし、春先に川を遡上します。
 ゴクラクハゼ <Rhinogobius giurius
 仔稚魚期を海で過ごし、春〜夏に川を遡上します。愛媛県内の河川に広く分布する他、溜め池やダム湖に陸 封された集団も見られます。
 東川では下流域に生息し河床に砂が溜まった場所でよく見られます。
※陸封:本来は海と川を回遊しながら生活する種が、池やダム等の淡水域だけで生活するようになること。

 シマヨシ ノボリ <Rhinogobius sp. CB>
 仔稚魚期を海で過ごし、初夏〜秋に川を遡上します。
 東川では下流域から中流域の瀬で見られますが数は多くありません。
 河床に浮き石が少なく、本種の繁殖に適した場所が少ないためと思われます。
 トウヨシノ ボリ <Rhinogobius sp. OR>
 
  基本的には他のヨシノボリ類と同じように仔稚魚期を海で過ごし、初夏〜秋に川を遡上しますが、淡水域だけで生活するものも多く、生活様式が変化に富むのが 特徴です。また、外見も変化に富み、様々な色、形のものが見られます。
 東川流域に広く分布しますが、1988年の調査では確認されておらず、元々東川に生息していたかどうか不明です。
 ただし、東川周辺の東予地方には、河川や湖沼に様々なトウヨシノボリが生息しており、これら全てが移入とは考え難いことも事実です。
 現在東川水系に生息している個体群についても、形態的特徴は一様でなく、図鑑等で見られる典型的な個体以外に、オスの第1背鰭棘が伸長せず尾鰭下葉基部 周辺に橙色斑が出る個体や、頬の朱小点が連続しシマヨシノボリに似たミミズ状斑紋を表す個体もいます。
 チチブ <Tridentiger obscurus
 同属のヌマチチブ(下)と良く似ていますが、チチブは主に潮の影響を受ける汽水域に生息するのに対し、 ヌマチチブは下流域から中流域に生息しています。
 東川ではヌマチチブと比べて数が非常に少ない魚です。

 ヌマチチブ <Tridentiger brevispinis
 仔稚魚期を海で過ごし、初夏〜秋に川を遡上します。下流域から中流域に生息します。
 雑食性で、川石に付いた藻や水生昆虫等を食べます。
 飼育すると大変気が荒く、他の魚を追いかけ回したり噛み付いたりします。

 シマイサキ <Rhyncopelates oxyrhnchus
 黄色と黒の鮮やかな縞模様のある特徴的な魚です。南日本の沿岸域、中国、台湾に分布する海産魚で、仔稚 魚期〜若魚期を河口域で過ごします。高知県の四万十川では河口域に発達するアマモ場(コアマモの群落)で仔稚魚期を過ごし、初夏〜秋にかけての高水温期に は20cm程の若魚が河口から20km以上も遡ることが知られています。
 アベハゼ <Mugilogobius abei
 全長3〜4cm程の小型のハゼで、河口域や淡水の影響を受ける沿岸域に生息します。水の汚れに強く、清 浄な水よりもある程度アンモニア濃度の高い水の方が成長が良いことが知られています。
 クサフグ <Takifugu niphobles
 青森県〜沖縄県までの沿岸域、朝鮮半島南部、東シナ海に分布する小型のフグで、河口域にも良く侵入しま す。東川河口でも多く見られます。
注) 今後も新たな魚が確認されたら順次当コーナーにアップしていく予定です。